賑わい創研

第26回 NIGIWAI LABO セミナー レポート

2022年1月19日、東京・秋葉原の富士ソフトビルにて、第26回 NIGIWAI LABOを開催いたしました。
ご登壇いただいたのは、株式会社アクアイグニスの代表であり、今話題のリゾート施設を展開するヴィソン多気株式会社代表の立花哲也さま。

立花さんが手掛ける三重県多気町の「ヴィソン(VISON)」は、「食」をメインテーマにした商業リゾート施設です。多くの企業・団体や人とのコラボレーションで地域資源の魅力を引き出してにぎわいを呼ぶその手法は、新たな地方創生のモデルとして多くの自治体が注目しています。

「本当においしいものを提供したい」という食へのこだわりから、数々の大企業や食品メーカー、有名シェフなどを次々に巻き込んでいった立花さん。さらに、現地スペインに突撃の形で「美食のまち」といわれるサン・セバスチャンと友好関係まで築いたそのバイタリティーには驚かされました。

また、ヴィソンでは観光のみならず、最先端の技術を取り入れて地方の交通空白地帯や地域医療格差などの課題にも取り組んでいます。こうした多様な展開は、地域のプラットホームを目指していることにひも付いています。ヴィソンを地域のハブにしたシームレスな移動、スーパーシティー構想など、これからの持続可能な社会に向けた地方の役割について、大きなヒントが満載のセミナーでした。

すでにご案内のとおり、3月25日・26日にNIGIWAI LABO会員の皆さま(参加希望者のみ・締切済み)と松本大地が共にヴィソンならびに周辺地域を視察に訪れる予定です。
会場にお越しいただいた皆さま、またオンラインで参加くださった皆さま、ありがとうございました。