賑わい創研

第25回 NIGIWAI LABO セミナー レポート

ソトコト指出編集長

2021年12月15日、東京・秋葉原の富士ソフトビルにて、第25回 NIGIWAI LABOを開催いたしました。
講師は、さまざまな地域でまちづくりに関わる株式会社ソトコト・プラネット代表取締役ならびに雑誌『ソトコト』編集長の指出一正さまです。

全国で多くの自治体が人口減少の問題を抱える中、指出さんは移住・定住というこれまでの対策にかわり、「関係人口の創出」へとハードルを下げたまちづくりを提唱。エコ、ソーシャル、SDGsと、時代の変化とともに地域社会を見つめ続けてきた目線から、これからのまちづくりには、課題解決を「自分ごと」として捉えられるまちと人との関係を築くことが欠かせないといいます。

指出さま講演の様子

移住・定住にこだわらない柔らかなアプローチで、地域を訪れる人、離れた場所からでも興味を持ってくれている人とちょっとしたつながりをつくる。まちのいいところだけでなく、悪いこともさらけ出し、自然体で外の人たちに接していくことで良い関係を醸成させていく。そうしていくうちに、まちの人たちにも地域への気付きが訪れるのを指出さんは目にしてきたそうです。

指出さまオンライン

雑誌の編集者がまちづくり——。
一見かけ離れているように思えますが、企画を立てて素材を集め、構成していくという手順はどちらも同じです。
「ご機嫌で暮らしたい、良く生きたい」という指出さんが考える「地域を面白くするローカルプロジェクト」の手法は、とても身近で、あらゆる層や地域の人たちにとってより現実的なのではないかと、講演を拝聴して感じました。

指出さまアフタートーク

指出さんの気さくでゆるふわなお話しぶりはとても楽しく、あっという間の90分でした。
会場ならびにオンラインでご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。