第27回 NIGIWAI LABO セミナー レポート
- 2022.08.02
家庭内消費の8割は女性が決定権を持つといわれている現代。マーケティング戦略において、女性目線でのニーズを取り入れることは欠かせません。
賑わい創研ではショッピングセンター(以下:SC)で働く女性の活躍に注目。
2022年5月19日、富士ソフトビル(東京・秋葉原)を会場に開催された第27回 NIGIWAI LABOは、常に賑わいを見せているSCでリーダーを務める3人の女性にご登壇いただきました。
まずは「ららぽーと」「ラゾーナ川崎」をはじめ多数のSCを運営する三井不動産商業マネジメント株式会社の執行役員で、D&I企画部長兼運営第一本部運営室長の⻄島悦⼦さま。

続いて、全国に「アリオ」を展開し、昨年はエンターテインメントパークという新たな形のSC「セブンパーク天美」をオープンさせた株式会社セブン&アイ・クリエイトリンクの執行役員であり、営業本部テナント営業部長の市川千⾥さま。

そして「東急プラザ」「キューズモール」などを主なSCとして展開する東急不動産株式会社に在籍し、関西を拠点に活躍する都市事業本部商業事業部グループリーダーの⼟橋裕貴さま。

実体験を通じて自社のSCにおける問題点に気付き改善に取り組んだ事例は、全国どこのSCにもあり得る課題で、とても参考になるお話でした。
デジタル社会への対応とともに、子育てママ、ファミリー、高齢者など「人」へのサービス向上。
会社が違っても、3社には「地域のコミュニティーハブになる」という共通の目標があり、それが持続可能な商業施設となるための一つの答えだと語りました。

かつて「どこも同じ」といわれていたSCは、それぞれが個性ある施設へと生まれ変わりつつあります。
出店した地域を生かし、地域とともに成長するSCであるためには、女性目線での細かな気付きを取り入れていくことも大切だと思いました。
ご登壇いただいた西島さま、市川さま、土橋さまはじめ、SC運営に携わる全ての皆さまの活躍を期待しています。