賑わい創研

第38回 NIGIWAI LABO セミナー レポート

38th 鈴木理善氏

東京・秋葉原で開催された第38回 NIGIWAI LABOの講師は、総合小売コンサルティングを行うワンスアラウンド株式会社代表取締役の鈴木理善さま。かつて、ファッション界大手といわれながらも和議(民事再生法施行前の倒産法)の申し立てに至った「鈴屋」の再生事業を手掛けた経験から、ミッションマネジメントや人材教育の考え方、事業立て直しの実践方法について語ってくださいました。

事業再生の際、中心に考えたのは「人」だといいます。お客さま、スタッフ、それぞれの「人」が満足できるよう改革を遂行。「お客さまの歓び、それがわれわれの天職」という鈴屋精神を改めて全スタッフに浸透させるとともに、販売促進費を0円にして社員教育コストに充てる、全スタッフと取引先にPL(損益計算書)を開示するなど、徹底した取り組みの数々を挙げてくださいました。
中でも、有能な社員の確保に深く関わることとして、「適材適所」ではなく、新たな取り組みに適材をあてる「適所適材」の重要性についてのお話が印象的でした。

38th セミナーの様子

セミナー後は、鈴木さまとは元同僚にあたる賑わい創研代表の松本大地とともに、アフタートークを行いました。これからの働き方のキーワードになると予想される「キャリアデザイン」について、具体例を挙げながらアドバイスをいただけたので、セミナーに参加された皆さまもより実践につなげやすいものとなったのではないでしょうか。

38th アフタートーク

会場にお越しいただいた皆さま、オンラインで参加くださった皆さま、ありがとうございました。